春の月
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#Concept

【R5BY】天穏 春の月 微発泡 純米吟醸 にごり生原酒
 
 

酒:馨 五百万石60% 速醸 k1酵母(島根9号酵母)


にごり:佐香錦 純大 50%

中温  酵母k101 アルコール分18.3%


毎年恒例の活性にごりの辛口無濾過生原酒です。馨をベースに佐香錦純大のにごりを入れています。


今季の春の月は強くてキレありの旨辛口です。私の杜氏1、2年目の馨を思い出すような切れ味と強さと、そこに3日麹の甘味あるアミノ酸が合わさった酒。

ハードさとその奥に官能のある昭和の男気映画俳優みたいな酒が現れてきました。


猛暑の夏とそれに伴って過去最高レベルで溶けないと言われた今年の米。天穏ではその前情報が嘘のように米が溶けて、白ラベルも馨も酒度は+7~10、アルコールは例年より1~2%も高く出ました。でおそらく12月に入るまで高温多湿だったことと3日麹が合わさって硬い米を貫く強靭な麹になったんだと思います。


酒はこの3日麹がつくるほのかな甘味と旨味をもつ突きハゼ系アミノ酸と、多湿がもたらす草のような植物のニュアンスや薫香を備え、正しく島根らしい麹の効いたしっかりした酒となりました。


専門の官能評価ではこの草のような薫香は4VGというオフフレーバーですが、地酒にとってこの香りは強すぎなければ気候風土と土地を表現する懐かしい情緒的な空気感漂う故郷の香りとも捉えられます。


空気中の水分量に敏感な苔や地衣類が出す空間的な香りで、昨年は桜餅のような香りが出ていました。今季はそれに比べると稲藁っぽい香りです。この香りは湿度の下がる冬とともに消えていきます。


このようにベース酒の馨が骨太で出てきたので、にごりは綺麗で柔らかめの佐香錦純大の醪から取りました。にごりの比率も多めです。


しっかりとした印象の酒ですが割りとドリンカブルで、飲み続けるとどんどん天穏味になってきます。限定品で少ないですがよろしくお願いします。

 

 


※※※※※※

瓶内二次発酵により微発泡するようにしています。

穴あき栓の為に横倒しは禁止で、噴き出さないようにラベルの記載文をしっかり読んで開けてください。

 

蔵元完売の為、下記の全国の酒販店さんにて、どうぞよろしくお願いします。

 

 

 




#Tasting

香り・・イソアミル、甘い麹とにごりの香り、和菓子の匂い、詰めた製品だと草感(4vg)はぜんぜん少なかった


味・・・ちゃんと微発泡しているピチピチ感、意外と甘味を感じて度数を感じない(皆さんに届く頃にはガスとアルコールに変わってるかもしれません)。さっぱり、やっぱり桜餅風、後半にアルコールと草感。


数値や原酒の時のイメージとはかなり変わっていました。基本は辛口スッキリなにごり生原で、テイスティングの時にはにごりの部分が意外と甘旨でした。瓶内発酵していたので皆様に届く頃に良い感じに調和するのではないかと想像します。この時期の酒は素直に環境を現すので、春の月も次の生原も、憎めない素直な感じがあってそこが良いところだと思いました

#Information

原材料名 米・米こうじ
原料米 清酒:五百万石  にごり:佐香錦
アルコール 18.3度
精米歩合 60%

 

清酒:純米吟醸 馨 五百万石

にごり:純米大吟醸 佐香錦

精米歩合 60%

酵母 島根k1

アルコール分 18.3 

日本酒度

酸度 

アミノ酸度

無濾過 生原酒 

瓶内二次発酵 要冷蔵

噴出し注意の為ラベルに記載文をしっかり読んで、開けてください。

 

天穏取扱い酒販店